珊瑚・輝夜の物語

私たちの名前は、海への深い敬意と日本の伝統から生まれました。

伝統的な木工細工の作業風景

起源と哲学

「珊瑚(Sango)」は海の神秘と生命力を、「輝夜(Kaguya)」は『竹取物語』に登場する美しく輝く月の姫に由来します。私たちは、海の豊かな恵みと日本の匠の技を融合させ、機能美と芸術性を兼ね備えた木工芸品を創造しています。

創設者の海への情熱と伝統的な指物、組子といった木工技術への深い造詣が、サンゴカグヤの基盤を築きました。海辺の小さな工房から始まった私たちの物語は、自然素材の美しさを最大限に引き出し、お客様の暮らしに寄り添う作品を生み出すことへの尽きない探求心です。

陽光が差し込む清潔な木工工房

私たちの工房

東京、中目黒に位置する私たちの工房は、静かな環境の中にあります。ここでは、熟練の職人たちが厳選された持続可能な木材を使用し、一つひとつ心を込めて手作業で作品を仕上げています。朝日が差し込む作業台、漂う木の香り、静かに響く槌の音。これら全てが、私たちの創造の源です。

私たちは、単なる家具や装飾品ではなく、「語りかけるアート」としての木工品を提供することを目指しています。それぞれの木が持つ個性と物語を尊重し、未来へと受け継がれる価値ある逸品を創り出します。

作り手紹介

サンゴカグヤの創設者兼主任職人、棚橋健太のポートレート

棚橋 健太 (Kenta Tanabashi)

創設者 兼 主任職人

棚橋健太は、幼い頃から海と自然に魅了され、伝統的な日本建築と木工に深い関心を持っていました。大学で美術史を学んだ後、飛騨高山の木工所で修行を積み、指物師としての技術を磨きました。その後、故郷である東京に戻り、自身のルーツである海への愛と木工技術を結びつけることを決意し、サンゴカグヤを設立しました。

彼の作品は、木の温もりと海の壮大さを感じさせる独特のデザインが特徴です。「木と対話し、その声に耳を傾けることで、最高の形が生まれる」と語る彼の哲学は、工房の隅々に息づいています。一つ一つの節、木目、色合いが持つ物語を大切にし、それが作品を通して人々に伝わることを願っています。

「私にとって、木工は海に触れることと同じくらい、心を落ち着かせる行為です。この手から生まれるものが、人々の心を豊かにし、自然とのつながりを思い出させるきっかけとなれば幸いです。」

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